▸ ご依頼者様自身の相続・事業承継対策を行ったケース
遺言
事業承継
- 相談者性別・年齢: 70代男性
- 被相続人との関係: ご自身
- 相続財産: 経営する企業の株式,不動産,預貯金,金融資産
私は,会社の経営者です。私自身が立ち上げた会社ですが,高齢になるにつれて次世代のことも考えなければならないと考えるようになりました。私には息子が二人おり,二人とも会社で働いてくれております。経営者の私としての最後の仕事は,後継者を明確に指名し,その者が会社を引っ張っていける体制を構築することです。会社がこれまで通り事業を続け,従業員のみんなが安心して働いていけるようにしたいです。
会社の顧問税理士と協議を重ね,税務及び法務の観点から事業承継の計画を立てました。後継者として指名された者に会社関係の財産を集中させるとともに,遺留分等の問題で揉めないように指名されなかった相続人の方の利益にも配慮した内容の遺言を作成しました。
後日,実際に相続が発生した際に,遺言に基づいて遺言執行者に就任し,遺言の内容を実現するとともに,相続人に対して遺言の趣旨の説明を丁寧に行うことによって,後継者による事業承継がスムーズに行われるように尽力しました。